福島県双葉郡広野町立広野中学校ホームページ
「広野中で学びたい!」を応援します!」
2013/03/25 Mon. 11:00
離任式
本日、平成25年度福島県公立学校教職員人事異動に伴い、職員3名の離任式を行いました。
今回離任となる職員は、以下の通りです。
○事務主査 石田ふみ [定年退職]
・教 頭 淀 正明 (福島県教育庁相双教育事務所)
・教 諭 渡邉眞典 (いわき市立草野中学校)
生徒代表の根本千奈津さんが、お別れの言葉の中で、3名の先生方の特に印象に残る思い出の場面を話すと、淋しそうな表情を浮かべていた生徒たちの顔が少しほころびました。
そして学校再開から今日まで、様々な不安を抱えながら生活していた自分たちをいつも優しく、そして時には厳しく支え、励ましてくれたことへの感謝の言葉が述べられました。

最後に全生徒が一列になって先生方を見送りました。
すべての生徒と固い握手をしながら去りゆく先生方に、少ない人数に似つかわしくないほどの大きな拍手が、いつまでも体育館に響いていました。
今回離任となる職員は、以下の通りです。
○事務主査 石田ふみ [定年退職]
・教 頭 淀 正明 (福島県教育庁相双教育事務所)
・教 諭 渡邉眞典 (いわき市立草野中学校)
生徒代表の根本千奈津さんが、お別れの言葉の中で、3名の先生方の特に印象に残る思い出の場面を話すと、淋しそうな表情を浮かべていた生徒たちの顔が少しほころびました。
そして学校再開から今日まで、様々な不安を抱えながら生活していた自分たちをいつも優しく、そして時には厳しく支え、励ましてくれたことへの感謝の言葉が述べられました。

最後に全生徒が一列になって先生方を見送りました。
すべての生徒と固い握手をしながら去りゆく先生方に、少ない人数に似つかわしくないほどの大きな拍手が、いつまでも体育館に響いていました。
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2013/03/22 Fri. 11:00
平成24年度修了証書授与式&学級活動
本日、平成24年度広野中学校修了証書授与式が行われました。
今年度1年間、勉強や運動、そして芸術・文化等々に励んだ1,2年生総勢23名の生徒たち。
式では1学年代表大和田瑠華さん、2学年代表大出知佳さんが学校長から受け取る様子を、生徒たちはステージ下で思い思いの表情を浮かべながら見ていました。
そしてこれは、皆、それぞれ1つ上の学年へと進級が決定した瞬間でもありました。
教室では担任の先生から手渡された修了証書を誇らしげに見せ合う姿が大変印象的でした。

1年間それぞれに頑張った証はこの証書よりも、生徒たちの表情が物語っているのかもしれません。

振り返れば、間借りしていた湯本第二中学校の校舎でスタートした平成24年度は、生徒も保護者の皆様も、そして私たち教職員も、何もかもが手探りで始めることへの不安を少なからず抱く毎日でした。
しかし、与えられた環境でできる最善の方法を全員が一丸となって見つけ出し、そして生徒たちと時には笑い、そして時には苦しみながら共に歩んできた一年でした。
今月、卒業、そして修了した生徒たちの姿を目の当たりにして、「広野中で学びたい」という生徒たちを、自信を持って次のステージに送り出せる喜びで私たち教職員の胸はいっぱいです。
これまでの一年間、本校教育活動を信じ、そして深いご理解と、厚いご支援、ご協力をいただいた保護者の皆さま及び関係の皆様に心から御礼申し上げます。
一年間、ありがとうございました。
今年度1年間、勉強や運動、そして芸術・文化等々に励んだ1,2年生総勢23名の生徒たち。
式では1学年代表大和田瑠華さん、2学年代表大出知佳さんが学校長から受け取る様子を、生徒たちはステージ下で思い思いの表情を浮かべながら見ていました。
そしてこれは、皆、それぞれ1つ上の学年へと進級が決定した瞬間でもありました。
教室では担任の先生から手渡された修了証書を誇らしげに見せ合う姿が大変印象的でした。

1年間それぞれに頑張った証はこの証書よりも、生徒たちの表情が物語っているのかもしれません。

振り返れば、間借りしていた湯本第二中学校の校舎でスタートした平成24年度は、生徒も保護者の皆様も、そして私たち教職員も、何もかもが手探りで始めることへの不安を少なからず抱く毎日でした。
しかし、与えられた環境でできる最善の方法を全員が一丸となって見つけ出し、そして生徒たちと時には笑い、そして時には苦しみながら共に歩んできた一年でした。
今月、卒業、そして修了した生徒たちの姿を目の当たりにして、「広野中で学びたい」という生徒たちを、自信を持って次のステージに送り出せる喜びで私たち教職員の胸はいっぱいです。
これまでの一年間、本校教育活動を信じ、そして深いご理解と、厚いご支援、ご協力をいただいた保護者の皆さま及び関係の皆様に心から御礼申し上げます。
一年間、ありがとうございました。
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2013/03/15 Fri. 12:00
第44週の時間割&主な予定
第44週(3/18~22)の時間割と予定されている主な行事についてお知らせします。
第44週をもって平成24年度広野中学校の最終週となります。
よろしくお願いします。
【第44週の時間割】

【主な行事】
○3月20日㈬ 祝 春分の日
○3月22日㈮ 平成24年度修了証書授与式
※スクールバス11:20発
第44週をもって平成24年度広野中学校の最終週となります。
よろしくお願いします。
【第44週の時間割】

【主な行事】
○3月20日㈬ 祝 春分の日
○3月22日㈮ 平成24年度修了証書授与式
※スクールバス11:20発
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2013/03/13 Wed. 12:00
第66回卒業証書授与式
平成25年3月13日(水)午前9時ちょうど、
温かな春の日差しが差し込む本校体育館に、担任にリードされた卒業生9名が
凜とした表情と、一歩また一歩と思い出を踏みしめるかのような足取りで、入場してきました。

第66回卒業証書授与式が厳粛な雰囲気の中、その時を迎えました。
出席番号1番の池田朋矢君を筆頭に、一人ずつ卒業生たちがステージ上に立ち、担任からの呼名に力強く返事をし、その手に学校長から直接卒業証書を渡されました。

続く式辞では、欠席者1名を含む総勢10名の卒業生たちに、学校長から義務教育9年間で得た知識や技能に自信を持つことや、伝統を受け継いでくれたことへの感謝の言葉などがありました。
さらに、卒業生たちは提出無期限の課題を与えられました。
1.故郷や学舎に誇りをもつこと
2.「ありがとう」と素直に言える人になること
3.「ありがとう」と人から言われる人になること
でした。
その後、町教育委員会教育長をはじめ、広野町長、町議会議長のご来賓の方々からご挨拶並びにお祝いの言葉を頂きました。
どの方々からも、未曾有の震災による様々な困難に対し、逞しく乗り越えてきた卒業生たちへの賞賛と労いの言葉をかけていただきました。
学校からの記念品授与では、今年度4月より、学校の中心となる活躍をしていた遠藤敦也君が、代表として受け取りました。
送辞は2年生の根本千奈津さんが在校生を代表して述べました。
話の中で、卒業生全員の名前が読み上げられ、学校再開から現在にいたるまでのそれぞれの行事ごと、卒業生との思い出を一つ一つなぞるように話されていた、とても印象に残る送辞となりました。
続く答辞は阿部寧彩さんが卒業生を代表して述べました。

「五社山おろしが強く吹き下ろす、長く厳しい冬を乗り越え、
『東北に春を告げる町 ひろの』の地にも、その名にふさわしい春の風が、
復興の風と共に、やさしく吹き始めています。...」
この時候の挨拶から始まった答辞は、避難先で出会った方々の優しさや、学校再開に至るまでの家族や友人たちの力添え、そして町関係者をはじめ学校再開を現実のものとした様々な方々のご尽力に深い感謝の言葉が綴られていました。
さらに、3年前の4月に同じ体育館で行った入学式に参加した73名の仲間たちと過ごした1年間に想いを馳せながらも、失ったものだけを嘆くことなく、新しく得ることができたものへのありがたさや大切さを素直に喜ぶ、心温まる答辞となりました。

そして、力強く旅立ちへの誓いの言葉が述べられ、挿入式歌2曲の合唱が場内を優しく包み込みました。
退場を見送る1,2年生の目に映った卒業生の姿が、新生広野中学校の新たな伝統の始まりを告げる卒業証書授与式となりました。

温かな春の日差しが差し込む本校体育館に、担任にリードされた卒業生9名が
凜とした表情と、一歩また一歩と思い出を踏みしめるかのような足取りで、入場してきました。

第66回卒業証書授与式が厳粛な雰囲気の中、その時を迎えました。
出席番号1番の池田朋矢君を筆頭に、一人ずつ卒業生たちがステージ上に立ち、担任からの呼名に力強く返事をし、その手に学校長から直接卒業証書を渡されました。

続く式辞では、欠席者1名を含む総勢10名の卒業生たちに、学校長から義務教育9年間で得た知識や技能に自信を持つことや、伝統を受け継いでくれたことへの感謝の言葉などがありました。
さらに、卒業生たちは提出無期限の課題を与えられました。
1.故郷や学舎に誇りをもつこと
2.「ありがとう」と素直に言える人になること
3.「ありがとう」と人から言われる人になること
でした。
その後、町教育委員会教育長をはじめ、広野町長、町議会議長のご来賓の方々からご挨拶並びにお祝いの言葉を頂きました。
どの方々からも、未曾有の震災による様々な困難に対し、逞しく乗り越えてきた卒業生たちへの賞賛と労いの言葉をかけていただきました。
学校からの記念品授与では、今年度4月より、学校の中心となる活躍をしていた遠藤敦也君が、代表として受け取りました。
送辞は2年生の根本千奈津さんが在校生を代表して述べました。
話の中で、卒業生全員の名前が読み上げられ、学校再開から現在にいたるまでのそれぞれの行事ごと、卒業生との思い出を一つ一つなぞるように話されていた、とても印象に残る送辞となりました。
続く答辞は阿部寧彩さんが卒業生を代表して述べました。

「五社山おろしが強く吹き下ろす、長く厳しい冬を乗り越え、
『東北に春を告げる町 ひろの』の地にも、その名にふさわしい春の風が、
復興の風と共に、やさしく吹き始めています。...」
この時候の挨拶から始まった答辞は、避難先で出会った方々の優しさや、学校再開に至るまでの家族や友人たちの力添え、そして町関係者をはじめ学校再開を現実のものとした様々な方々のご尽力に深い感謝の言葉が綴られていました。
さらに、3年前の4月に同じ体育館で行った入学式に参加した73名の仲間たちと過ごした1年間に想いを馳せながらも、失ったものだけを嘆くことなく、新しく得ることができたものへのありがたさや大切さを素直に喜ぶ、心温まる答辞となりました。

そして、力強く旅立ちへの誓いの言葉が述べられ、挿入式歌2曲の合唱が場内を優しく包み込みました。
退場を見送る1,2年生の目に映った卒業生の姿が、新生広野中学校の新たな伝統の始まりを告げる卒業証書授与式となりました。

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2013/03/11 Mon. 16:00
平成24年度震災復興祈念集会
平成25年3月11日。
東日本大震災からちょうど2年となるこの日、
本校では『平成24年度復興祈念集会』を開催しました。
会の冒頭、学校長より、
「あの震災を"絆"という一言で済ませてはいけない。毎年来るこの3月11日を、あの時と比較してどれだけ立ち直ったかを確認すると共に、あの時に大切だと思ったこと、ものを思い返す日としなければならない。」
とのお話がありました。
その後、新生徒会長の話(下段全文掲載)があり、午後2時46分を迎えました。
町の防災放送からサイレンが鳴り響くなか、全員で犠牲となられた方々へ黙祷を捧げました。

会の後半は新生徒会が進行し、「今年必ず達成すること」の発表を全員が行いました。
あの日、多くの同じ年代の中学生や小学生たちが、自分の夢なかばにして天国へと召されました。
残された自分たちにできることは、自分の夢を実現させること。
そして、全国各地に散らばっているかつての仲間たちへのエール。
そして、いつまでも変わらず温かく見守っていただいている全国の方々への感謝。

そんな想いが込められた発表となりました。
*******以下生徒会長の話全文***********
三月十一日の東日本大震災から、今日でちょうど二年が経ちました。この二年間は、私に大きな変化をもたらしました。
震災の日、私は小学六年生でした。原子力発電所の事故も重なり、私たち家族は千葉に避難しました。その後、いわき市に戻り、まったく知らない人しかいない中学校に通学することになりました。多くの皆さんも同じような状況だったのではないでしょうか。そこでの生活は、分からないことばかりで、いつも大きな不安を抱えていました。今、こうして小さいころから一緒にいたみんなと生活できることを、とても嬉しく思います。そして、たくさんの方々に感謝しています。ここでの生活は、とても楽しく充実しています。このように、以前は当たり前に感じていたことに感謝するようになったことが、私の大きな変化です。
しかし今でも、全国各地いたるところにみんなが散らばってしまっています。一日も早く、みんなに戻ってきてほしいです。そして、広野の町に、前のような明るさや活気が戻ってくることを願っています。私は、この広野中学校からできることを精いっぱいしていきたいと思います。みんなで協力すれば、広野町の復興も一段と早く進むことでしょう。
これから、これまで復興に支援していただいた皆様への感謝を忘れず、私は日々を大切に過ごしていきたいです。そして、みんなでいつの日か恩返しができるよう、今は自分たちができることに、全力で取り組んでいきましょう。さらに、震災の記憶をこれからもずっと忘れることなく、私たちが経験したことを後世に伝えていきましょう。これらのことが、震災があったからこそ、私たちにできる、人として最も価値のある行動だと私は信じています。
平成二十五年三月十一日
平成二十五年度前期生徒会 会長 根本千奈津
****************
東日本大震災からちょうど2年となるこの日、
本校では『平成24年度復興祈念集会』を開催しました。
会の冒頭、学校長より、
「あの震災を"絆"という一言で済ませてはいけない。毎年来るこの3月11日を、あの時と比較してどれだけ立ち直ったかを確認すると共に、あの時に大切だと思ったこと、ものを思い返す日としなければならない。」
とのお話がありました。
その後、新生徒会長の話(下段全文掲載)があり、午後2時46分を迎えました。
町の防災放送からサイレンが鳴り響くなか、全員で犠牲となられた方々へ黙祷を捧げました。

会の後半は新生徒会が進行し、「今年必ず達成すること」の発表を全員が行いました。
あの日、多くの同じ年代の中学生や小学生たちが、自分の夢なかばにして天国へと召されました。
残された自分たちにできることは、自分の夢を実現させること。
そして、全国各地に散らばっているかつての仲間たちへのエール。
そして、いつまでも変わらず温かく見守っていただいている全国の方々への感謝。

そんな想いが込められた発表となりました。
*******以下生徒会長の話全文***********
三月十一日の東日本大震災から、今日でちょうど二年が経ちました。この二年間は、私に大きな変化をもたらしました。
震災の日、私は小学六年生でした。原子力発電所の事故も重なり、私たち家族は千葉に避難しました。その後、いわき市に戻り、まったく知らない人しかいない中学校に通学することになりました。多くの皆さんも同じような状況だったのではないでしょうか。そこでの生活は、分からないことばかりで、いつも大きな不安を抱えていました。今、こうして小さいころから一緒にいたみんなと生活できることを、とても嬉しく思います。そして、たくさんの方々に感謝しています。ここでの生活は、とても楽しく充実しています。このように、以前は当たり前に感じていたことに感謝するようになったことが、私の大きな変化です。
しかし今でも、全国各地いたるところにみんなが散らばってしまっています。一日も早く、みんなに戻ってきてほしいです。そして、広野の町に、前のような明るさや活気が戻ってくることを願っています。私は、この広野中学校からできることを精いっぱいしていきたいと思います。みんなで協力すれば、広野町の復興も一段と早く進むことでしょう。
これから、これまで復興に支援していただいた皆様への感謝を忘れず、私は日々を大切に過ごしていきたいです。そして、みんなでいつの日か恩返しができるよう、今は自分たちができることに、全力で取り組んでいきましょう。さらに、震災の記憶をこれからもずっと忘れることなく、私たちが経験したことを後世に伝えていきましょう。これらのことが、震災があったからこそ、私たちにできる、人として最も価値のある行動だと私は信じています。
平成二十五年三月十一日
平成二十五年度前期生徒会 会長 根本千奈津
****************
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